ホリエモン、56億円“宇宙詐欺”報道に怒り心頭
ホリエモンこと、実業家の堀江貴文氏(43)が26日、TOKYO MXテレビ「5時に夢中」(月〜金曜、後5・0)に生出演。「ホリエモンが56億円“宇宙詐欺”にあっていた」との一部報道について、「腹立ってしょうがない」と怒り心頭だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160226-00000530-sanspo-ent
もう10年以上前ですね。僕が大学卒業から就職ぐらいの時期はホリエモンなどヒルズ族が持て囃された時期でした。
僕自身若かったのもあり、ホリエモンの既得権益や既成勢力を打破しようという姿勢(捕まらなかったとして本当に打破しようとしたかはわかりませんが。)には共感し、何かわくわくして見ていました。
その時にホリエモンは株を操ったりしてお金を稼いでいる虚業だ!なんて批判がありました。
汗水垂らして働いてお金を得ることこそ美徳で、メーカーなどはその最たるもの・・・。
ホリエモンを支持していた僕も、誰かがモノを作らなきゃいけないわけで、確かにモノづくりというのは実業で大切だよなぁと思っていました。
それから10年経って日野自動車で期間工をして思ったのは、メーカーも結構怪しいというか、当時のホリエモン的なものを批判できるほど綺麗じゃなかったんだなぁという事です。
僕は工場やメーカーとは全く縁がない生活を送っていたのでソニーやパナソニック、トヨタやホンダは日本が世界に誇るメーカーで素晴らしいものだと感じていました。
しかし、実際に日野自動車で目にしたのは期間工という非正規労働者によってモノが作られており、技術や経験などはほとんどいらない。(もちろん正社員で熟練の技がないと出来ない部署もあるのでしょうが)
何というか工場で働く前は高級レストランだと思っていたのが、キッチンへ行ってみたらバイトだらけで基本レトルトのファミレスだったと言えば良いでしょうか。
もちろんビジネス的に技術や経験が無くてもやれるような仕事は非正規で賄うのは正しい判断なんでしょうし、それで世界的にシェアを持っている日本の自動車メーカーは素晴らしいのでしょう。
でも、時折日本の偉人とか日本凄い系の番組でメーカーが紹介される時には前のようには感動できなくなりました。
同一労働同一賃金が期間工にも適用されれば、また見る目も変わるのかもしれませんが。